研究会について

 今日,化石燃料使用などによる地球温暖化が進み,気候変動の一因となっています。
 また日本が抱えるエネルギー問題では,化石燃料の枯渇が迫っており,クリーンな代替エネルギー開発の重要性が増しています。加えて東日本大震災や熊本地震,西日本豪雨災害などの発生もあり,地球環境にとっても水素や再生可能エネルギーといったクリーンな次世代のエネルギーシステム社会を構築していく重要性が,ますます高まっています。
 広島地域では,2007年に次世代エネルギーを考える連携ネットワークとして「水素エネルギー利用開発研究会」(後の「水素・再生可能エネルギー利用開発研究会」)が発足し,活動を続けてきました。
 水素エネルギーは,化石燃料だけでなく再生可能エネルギーなど,様々なエネルギー源から製造が可能であり,安定的に供給可能なエネルギーです。また,利用段階でCO2を排出せず,長期保管が可能といったメリットも認められます。今日,自動車メーカーによる燃料電池自動車の市場導入が行われ,同時に水素供給インフラの整備も進められています。
 こうした背景の下,次世代エネルギー(水素・再生可能エネルギー)の利活用社会の実現に向けて,産学官による連携ネットワークの強化が望まれます。

 広島地域の「水素・再生可能エネルギー利用開発研究会」は,2017年に「水素・次世代エネルギー研究会」として改組し,定期的な情報交換や講習会など,最新情報を提供してきています。

 本研究会は活動により,関係者の交流機会を充実し,地域における次世代エネルギー技術の導入・普及促進を目指していきます。

事務局

事務局代表 経済産業省 中国経済産業局 資源エネルギー環境部 エネルギー対策課
事務局(共同) 広島大学 A-ESG科学技術研究センター
事務局(共同) 広島市 経済観光局 産業振興部 ものづくり支援課
事務局(共同) 東広島市 産業部 産業振興課
事務局(共同) 公益財団法人広島市産業振興センター
事務局(共同) 公益財団法人中国地域創造研究センタ一
事務局(共同) 一般社団法人中国経済連合会

研究会活動

1.普及啓発活動

 各年度で1~2回のセミナー開催や会員向けメール発信を通じて,次世代エネルギーに関する情報提供を行います。

2.サポート・コーディネート活動

 会員間のネットワークを活用し,次世代エネルギーに関する事業実施に向けたサポート・コーディネートを行います。事業の企画や実施検討の際には,研究会の下,関係者からなる分科会を設置し,プロジェクト企画・実施の検討,既存の企業支援施策の活用の検討,必要に応じて専門家(学識経験者等)への協力依頼などの面でご協力いたします。